ホテルの豪華なスイートルーム。
広くて何部屋も繋がってはいるものの、閉じられた空間。




さっさとシャワールームに入ってしまったロイが出てくるなりに言う。



「シャワーを浴びてきなさい」
「あの・・・私」
「ゲームのルールは?守ると言ったのは、そちらだろう」
「はい・・・・」



わけも分からずに、は不安を感じながら恐る恐る言うなりになる。


でもシャワーを浴びた後に用意されたバスローブ。
それを他人の、しかも男の人の前で見せるのは抵抗があった。
とてもプライベートな姿すぎて、それだけに居心地が悪い。


でも言うとおりにすると言ってしまった。
それにロイはさっきから、最初の紳士的な瞳とはうって変わって、なんだか棘を感じる。




(どうして・・・?私、何か気に障るようなこと、したの?)



バスローブ姿の自分を滑稽に思いつつロイの前に立つ。
彼の冷たい視線に悲しくなりながら、は視線を逸らして顔をうつむけた。



ふっと背後にロイが廻った気配がした。
いきなり視界が遮られて、後頭部で何か縛るのを感じた。



目隠しをされた、と理解して、次の瞬間。



身体が宙を浮いた。
そして、柔らかい場所へ落とされる。
肌に触れるシーツの感触。毛布の柔らかさ。質感。




目が見えない状態というのは、触覚がなんて研ぎ澄まされるんだろう・・・




何かが覆いかぶさって、次の瞬間胸元が開かれた。
簡単に上半身があらわになって、空気に触れる肌の感覚に、は驚いてのどが塞いだ。
間髪いれずに唇を塞ぐ柔らかい感触。


声を出そうと唇を開くと、濡れて蠢く何かが口に入ってきた。



「ん・・・・ぐ、ふぅ・・ん・・・」



唾液が溢れて頬に流れる。キスをされて、舌を入れられた。
でも、目隠しをされた状態で、キスの経験もないにはすぐには分からなかった。
分からないまま、頭が混乱した。


どうやら組み敷かれた状態になっているというのに・・・
上に乗る重みすら、人のものという実感が無い。
スプリングのきいたベットが深く沈んでいる。



キスが終わったと思ったら、開かれた肌に口付けをされる。
優しく指にからむ手のひら。柔らかく揉まれる胸。ロイの触れ方は、とても優しい。



乳首に生温かい刺激を感じて、くちゅ、と音がした。
反射的に抑えがたく声が漏れる。自分で制御できない声。


「ぁん!」


瞬間、の中で何かが、身体を熱くしたのが分かった。




(そんな・・・そんな、こと・・・!)



身体が熱くなる。
恥辱に顔に血が上る。



乳首をくちゅくちゅと吸い込み、舌で転がされるたびに、熱くなる身体。
顔から火がでそうなくらい恥ずかしい。



(はやく・・・終わって・・・)


賞品だから。言いなりになるといったから、抵抗できない。
だが、の願いはむなしく、ロイはに唯一残っていた服の感触をすべて剥ぎ取った。
肌全体が空気に晒される。それすら刺激になるのは、視界を閉ざされたせい。



身に付けられていた下着を手にかけられて、は息を呑んで膝を閉じた。
だけどロイは容赦なく、の腹部や腿を舌で舐める。


「!!やぁ・・!あんっ、あん・・・はぁんっ」



さすがに抵抗を試みたが、押さえつけられた身体は動かせない。
はこみ上げる声を抑えられないことが信じられなかった。
中心から溢れてくる液体。自分の体なのに、自分の思い通りにならない。



とっさに口を塞ごうとするに気付いたロイが、の両手を縛ってベットにつなぐ。
万歳の格好になって、ますます抵抗も隠すこともできなくなったをロイが責める。



脇を両側から手のひらで触れ、すべらせ腰をなぞる。くすぐったい刺激。
ロイの舌先がの乳首を弄ぶ。
腹部をなぞるように進み、そのまま陰部へ流れるキス。
の体がのけぞった。



「あんっ・・・いや、やめてぇ!」
「・・・・嫌?こんなに感じてるのに?」
「あっあっ・・あぁんっ!だめぇ・・・!」



ロイの指が敏感な場所に触れて、はたまらずに泣き声をあげた。
縛られた手が、束縛から逃れようと懸命に動く。


しっかり閉じられた膝は頑固だが、の足は細くて隙間ができる。
ロイの手が、細い足の間に伸びた。


「あっ・・・・ダメ!そこは、いや!いやいや、やめてお願い」
「・・・・今更お願いなどと。賞品として言いなりになると言ったのは君だ。やめて、とは」


解せない、と続けてロイは遠慮なく手をいれた。
とたんに悲鳴のような声が上がる。が、ひときわ高い声を出したのだ。



さらけ出された裸体。
思ったより豊満な胸。なのに細い体幹。白くてしみひとつない肌。
もっちりと吸い付くような滑らかな肌。弾力のある肢体。



の茂みに手を伸ばし、濡れた場所を指で触れる。
もう片方の手で乳首を刺激し、口に含む。


「あっ!!いや、いやぁ!・・・は、ん、・・や・・・ぁん!!」
「・・・・いい声だ。もっと、聞かせて」


可愛い声に我慢ができなくて、ロイは濡れた場所へ指を差し込む。
腰は動いて、秘部もすでにぐしょぐしょに濡れているのに、なんて狭い・・・・


「いっ・・・いた、い!!いやぁ・・・お父様!お父様、助けて!!」



その様子に、ロイはぎょっとして動きを止めた。
涙でぐしょぐしょになったを認めて、自分の思い違いを知る。



・・・・君は、男を知らない・・・?」


泣きながら、が頷いた。



「こんなに気持ちよさそうに感じていたのに?・・・・もしかして、こういうことも?」
「・・・・・知りません、こんな恥ずかしいこと・・・・」
「私が、初めて?」



が頷くのをみて、ロイは言葉を失った。



「でも、君は私の言いなりになることを了解したのでは?」
「・・・・・だって・・・・・こんなことするって、知らなかったんですもの」
「肌を合わせるのも・・・・裸を晒すのも?」
「・・・・キスだって、初めて・・・」



(知らなかった?まさか・・・・・さんざん確認した末の行為じゃないのか?)
ロイの中で疑問がむくむくと湧き上がる。



「でも君は、ゲームの賞品なら仕方ない、言うなりになると・・・」


ロイはそこで絶句した。

そんな言い方を返されたから。
だから、よほど慣れているのかと思って、正直がっかりした。
でも、それが単に経験不足による知識不足・洞察不足だとしたら?




荒らされた事の無い身体が、目の前に転がっている。
目隠しをされて手を縛られた処女。



ロイはもう一度、薄い茂みへ手を伸ばした。疑いはまだ晴れていない。
濡れている場所。指が動けば感じて反応を返す腰。



「あ、ん!はぁんっ・・・いやぁ、いや、やめてぇ」
「・・・・・こんなことされるのは、初めて」



嬌声を上げながらが頷く。逃れようと動く身体。・・・誤解は解けた。
の一生懸命な姿に、ただそれだけで勃起する。
自分は変態かもしれない、とロイは自嘲した。



「気持ちいい?誰にも、触れさせたことがないんだろう?」
「い、やっ・・・やめっ・・ぁん・・・恥ずかしい・・・」
「乳首が立ってる。ほら。触ってあげようか」
「やっ、はぁん!」



初めての羞恥と、縛られた手と、目隠しがを一層敏感にしていた。
少しの刺激でもあふれてくる愛液。なんて可愛いんだろう・・・
ロイの笑顔は、目隠しをされたには見えない。



そうして一瞬の隙をついて、の足を大きく開いた。
の悲鳴。それを心地よく聞きながら、更にロイはを責める。


「あんっ、いや、やめて、だめ、だめぇっああん」
「可愛いね。いい子だ」



晒された陰部へ、唇を触れる。舌を這わせて、優しく柔らかく刺激する。
ほのかに色づくように開かれた中心の襞に、ロイの吐息が触れる。
その感触にびくりと動くの内腿を手で撫でながら、なるべく優しく・・・



「・・・・、もう少し力を抜いて」


こんなに濡れているのに、は初めての羞恥と緊張で力が入ったまま、抜けない。
指すらも受け入れない頑固な緊張に、とうとうロイも降参しかけた。



「きついね。これでは痛いだろう・・・・・・やめておこうか?」
「う・・・ひっく・・・だって・・・・・・・」
「だって・・・何?」
「は、恥ずかしい・・・・・きゃん!」


繰り返す恥じらいの言葉に、ロイが乳首をついばむと、軽い嬌声。


「恥ずかしいだけ?・・・・いやって、言ってたね。私にされるのは、いや?」
「・・・・・・・・・・いいえ・・・よく、わかりません。恥ずかしい・・・」


嫌じゃないことを確認して安心する。
心に余裕が生まれると、ますますから離れられなくなった。


「こんなにいい声で喘いでるのに?気持ちいいって、言ってごらん?」
「・・・・・ぃぃ」
「何?・・・・聞こえない」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・きもち、いい。・・・・・・許してロイ様・・」
「いいこだ。じゃあ、もっと気持ちよくなろうか」


そう言って陰部を舐める。
舐めながら、ゆっくり舌を差し込んでいく。
ひくひくと動く局部すら誘ってるように見える。


舌の刺激に、が喘ぐ声。それを聞きながら、敏感な場所をさぐる。
の腰の動きにあわせながら、舌を差し込む。
慣れてきたように思えて、指を入れる。


「っ・・・!!」



悲鳴を押し殺したような、の小さな声。


入らないか。
そう思って、ロイが諦めようとしたとき、が消え入りそうな声で言った。


「・・・・・ごめんなさい。続けてください・・・・」
「・・・・・・いいのか?初めてなんだろう?」


今更な言葉。それでも、これ以上痛みを強要するよりはいいような気がした。
が、かすかに頷いた。


目隠しも、結ばれた手もそのまま。
初めてにしては、そうとうなプレイを強いているかもしれないのに。


指を差し込むと、が小さくうめいて声を抑えた。
きっと痛みを我慢している・・・。


「・・・・大丈夫?」


歯を食いしばって頷くに、いたわる気持ちが沸き起こる。
指を抜いて、を抱きしめてキスをする。


「後ろを向いて」


ロイの言葉に、素直に従う
縛られたままの手で、ゆっくりと背中をむける。


ロイがの臀部を持ち上げた。
肩で体を支えながら臀部を持ち上げた状態。
何もかもがさらけ出されてしまう恥ずかしい格好だけど、そうさせたのには理由がある。
この姿勢なら、肩や膝に余計な力が入るぶん、中心の緊張は抜ける。


差し出されるように突き出た臀部からあらわになった陰部。
ロイはそこへゆっくり口付けた。ゆっくり舐めて、指を入れる。
ようやく開かれたつぼみ。ロイの指が抜き差しされると、からは甘い蜜が滴り落ちる。


「あ・・・あん、ああんっ」
「・・・痛くない?」
「んっ・・・はん、ああん・・・」



喘ぎ声で返事もできないは、それでもかすかに頷いた。
ロイはさっきからとっくに猛りきっている肉棒を、ゆっくりと差し込んだ。



「ああ・・・っきゃああ・・ん!!!」


体を貫く初めての痛みに、が悲鳴を上げた。
枕に口を押し当てて、悲鳴をこらえている。
本当はさっきから痛かったのを我慢していたのかもしれない。
十分に滴ったつぼみであるのに、それでも特別な儀式。


ロイがいたわるように、背中から回した手での乳首に触れながらゆっくりと動く。
ゆるく抜き差しされるに肉棒に、の身体が痛みで震えた。


(すごい・・・・・の中、狭くて気持ちいい・・・)


ともすれば突っ走ってしまいたくなる衝動を抑えながら、ロイは攻めた。
に無理をさせないように。自分の満足いくまで、存分に。